一巻。『看病御用心』ともいう。良忠著。成立年次未詳。善導『臨終正念訣』を基礎とし、仏教諸思想を織り交ぜ、一九項目にわたり、病人に対する看病の仕方を詳細に記したもの。
【所収】玉山成元「良忠上人著『看病用心鈔』について」(良忠上人研究会編『良忠上人研究』大本山光明寺、一九八六)
【参考】神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)
【執筆者:編集部】