やましたかくずい/山下覚随
安政二年(一八五五)二月一五日—昭和四年(一九二九)一〇月二日。道蓮社光誉明阿。字は臨淵。現在の福岡県朝倉市に生まれる。福岡清浄院山下大善の弟子となり、その後、勝尾寺二階堂の戒誉大順のもとで得度。京都西部大学林に学んだ後、明治一〇年(一八七七)知恩院養鸕徹定より宗戒両脈を相承。同三四年知恩院執事となり、宗会議員・宗会議長を歴任する。同四一年大阪市中央区千日前法善寺住職、大正二年(一九一三)知恩院執事長となる。
【参考】大橋俊雄『浄土宗人名事典』(斎々坊、二〇〇一)
【執筆者:横井大覚】