門跡
提供: 新纂浄土宗大辞典
もんぜき/門跡
一
特定の祖師の遺跡のこと。弘法大師門跡、慈覚大師門跡、智証大師門跡などがある。
【参考】圭室諦成「門跡の研究」(『仏教文化大講座』三、大鳳閣、一九三四)
【執筆者:東海林良昌】
二
門跡寺院などの住持に対する尊称。もともと門跡は、祖師の遺跡のことを指したが、その後、鎌倉時代初期より、皇族などが出家して居住した寺院のことを指すようになり、その住持の尊称として、門跡、ご門跡、門主などと呼ばれるようになった。また、東西本願寺・専修寺・仏光寺・錦織寺などの准門跡の管長の尊称としても用いられる。
【参考】圭室諦成「門跡の研究」(『仏教文化大講座』三、大鳳閣、一九三四)
【参照項目】➡門主
【執筆者:東海林良昌】
三
⇨宮門跡(みやもんぜき)