操作

八功徳水

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:31時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

はっくどくすい/八功徳水

諸仏浄土の池に満ちるという、八種のすぐれた功徳を具えた水。八池水、八定水、八昧水、八支徳水ともいう。『称讃浄土経』では、澄浄、清冷、甘美、軽軟、潤沢、安和、飲時除飢渇、飲已長養諸根という八種の功徳を挙げている。『俱舎論』一一には須弥山をとりまく七内海に満ちる水とし、甘、冷、軟、軽、清浄、不臭、飲時不損喉、飲已不傷腹の八つの特質を挙げる。


【資料】『称讃浄土経』(正蔵一二)、『俱舎論』一一(正蔵二九)


【執筆者:内田智康】