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梅林寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ばいりんじ/梅林寺

大阪府茨木市片桐町。安養山清秀院。大阪教区№一九七。創建年時などの詳細は不明だが、平安中期、河内源氏の祖とされる源頼信の祈願寺として建てられた寺。はじめ真言宗安養寺と称したが、大永元年(一五二一)眠誉南月が浄土宗梅林寺と改め、中興開山となった。天正年間(一五七三—一五九二)茨木城主中川清秀は、時の住持是頓に帰依し、梅林寺の興隆に寄与した。しかし、寛永一五年(一六三八)と慶安三年(一六五〇)の洪水により、仏閣境内すべて水没し、記録等が散逸した。以後移転し承応三年(一六五四)茨木城跡に再建された。元は二箇寺の末寺があり、摂津の触頭ふれがしらとなっていた。


【資料】『浄土宗寺院由緒書』上(『増上寺史料集』五)


【執筆者:藤野立徳】