仏法を灯火にたとえて、その火が絶えないように、師匠から弟子へと仏法の正統な教えを脈々と相伝してゆくこと。法を相承した人や書物の順序を記録したものは「伝灯録」や「伝灯総系譜」と呼ばれ、『景徳伝灯録』『東域伝灯目録』『浄土伝灯総系譜』などがある。日本では伝灯大師位といった僧位の称号を意味する場合もあり、浄土宗では伝法を伝える能化者のことを伝灯師と称する。
【参照項目】➡伝灯師
【執筆者:工藤量導】