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智白

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ちはく/智白

—天和三年(一六八三)二月五日。照蓮社鑑誉。一志と号す。知白ともいう。館林善導寺一五世、尾張建中寺五世。武蔵国江戸の人。姓は長谷川氏。登誉知童について出家し、祐察に師事し、南都に遊学して俱舎唯識を修めた。延宝八年(一六八〇)うるう八月、台命によって増上寺一臘いちろうから館林善導寺晋董。天和二年(一六八二)一月尾張藩主徳川綱誠つななり(泰心院殿)の請いに応じ建中寺に転住。墓地は名古屋市平和公園に移設された建中寺歴代墓にある。


【資料】『鎮流祖伝』(浄全一七)、『総系譜』(浄全一九)、『館林善導寺志』(浄全二〇)、『浄土列祖伝』(続浄一六)、『尾陽往生伝』(『近世往生伝集成』一、山川出版社、一九七八)、『江戸幕府日記』


【執筆者:石川達也】