須弥壇や経机等の仏具を拭く際に用いる布。拭き掃除に用いる三種の拭布の一つ。雑巾は畳・板の間などを拭き、布巾は食器類を拭き、壇巾は仏具類に用いる。床を拭く雑巾は漆を傷めるため、仏具等には適さない。教化用に寺名を印刷したものを檀信徒に配布することが多い。
【参考】宍戸栄雄『本堂の荘厳 付法服と執持』(浄土宗近畿地方教化センター、一九七七)
【執筆者:田中康真】