僧侶が諸所を巡り、布教教化することをいう。また特に門主代理、各大本山法主等が全国教区を巡り、教導することをいう。巡教、巡錫、遊化などと同義。浄土宗において、その本旨は教化の純粋を図り、化導の標準を示し、および会衆の信行を増進し教導することにあり、明治期より組織的な布教を目指して、巡教規則として法制化されるに至っている。
【参照項目】➡巡教
【執筆者:慶野匡文】