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宿蓮房

提供: 新纂浄土宗大辞典

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しゅくれんぼう/宿蓮房

三世紀頃、生没年不明。源智門弟。一説には浄信(心)と同一人と推測される。法然自筆の古鈔本を伝持しており、それを良忠に見せたという(『伝通記浄全二・一四八下)。また宿蓮房は七条北小路に住み、この古鈔本を源智より付与され、後に知恩寺四世道意へと譲ったという(『糅鈔にゅうしょう浄全三・三七二上)。


【参考】三田全信「勢観房の門流と然阿良忠」(『改訂増補 浄土宗史の諸研究』山喜房仏書林、一九八〇)


【執筆者:齋藤蒙光】