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聖光法力安楽三上人との問答

提供: 新纂浄土宗大辞典

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しょうこうほうりきあんらくさんしょうにんとのもんどう/聖光法力安楽三上人との問答

法然聖光、法力房蓮生熊谷次郎直実)、安楽遵西との問答法然が三人からの質問に順に答え、往生について述べたもの。遵西の問いに対して、法然は、念仏信心をおこした者は必ず往生でき、これを疑ってはならないとし、善導解釈をよく理解すべきであると述べ、もし善導がこの世に出でなかったら、どのようにして輪廻生死世界を離れることができただろうと言い、涙を流している。三人もまた涙を抑えて信心を深めたとされる。最後には、念仏往生の計りがたい有り難さを説き示している。


【所収】聖典六・三五五~七、昭法全七二九~三〇


【執筆者:石田一裕】