一巻。最澄の撰述とするが不詳。永禄九年(一五六六)四月一三日に良智道残が筆録。内容は、①標章意趣事②章段一見事③文段名数事④文点細見事⑤上見下見事⑥見不見事⑦簡偏執事⑧標釈結事⑨問答意趣事⑩不可付謬事⑪遠近思案事⑫算題事⑬能所事⑭経論引証事⑮本来相違見出事となっている。
【所収】続浄一〇
【執筆者:𠮷水成正】