明治一九年(一八八六)一月二日丨昭和三〇年(一九五五)五月一五日。天蓮社在誉性阿。字あざなは仏隴ぶつろう。佛教大学初代学長。佛教専門学校の大学への昇格に尽力。愛知県に生まれ、明治二七年(一八九四)小西存祥のもとで得度。同三九年浄土宗大学高等正科専攻部、研究科で天台学を学ぶ。大正一〇年(一九二一)佛教専門学校教授、昭和二一年(一九四六)佛教専門学校長、同二四年佛教大学初代学長となるが病のため一年で辞任す。大阪最勝寺住職。著書に『授戒会講話』(総本山知恩院教務部、一九五五)他がある。
【参考】大橋俊雄『浄土宗人名事典』(斎々坊、二〇〇一)
【執筆者:佐藤健】