檀林で修学中の者が、様々な理由によりそこを辞去する際、檀林に備え付けの大衆帳だいしゅうちょうから除名されること。香衣檀林こうえだんりんあるいは紫衣地しえじの住職となるために除籍されることを出世消帳、それ以外の寺院の住職となるために除籍されることを寺持消帳、病気のために除籍されることを病身消帳、檀林能化の転住に随従して転籍することを随従消帳、死亡のために除籍されることを往生消帳、不行跡のため寮主から寺社奉行に届け出て除籍することを辞山消帳という。
【参考】大島泰信『浄土宗史』(浄全二〇)
【参照項目】➡大衆帳、香衣地、紫衣地
【執筆者:𠮷水成正】