長崎市茂木もぎ町。松尾山無量院。長崎教区№三。寛永三年(一六二六)、理残が開山したと伝えられる。同一一年、当地の領主でもある島原領主松倉豊後守の請いにより、大音寺初代関徹が茂木で布教し、当寺で入仏供養を修した。キリシタン撲滅に功のあった長尾安右衛門の墓がある。
【資料】『蓮門精舎旧詞』四二
【執筆者:金子孝司】