廓源
提供: 新纂浄土宗大辞典
2018年3月30日 (金) 06:21時点における192.168.11.48 (トーク)による版
2018年3月30日 (金) 06:21時点における192.168.11.48 (トーク)による版
かくげん/廓源
天正五年(一五七七)—慶安元年(一六四八)七月四日。本蓮社円誉欣心。知恩院三三世。武蔵国入間郡山田荘三吉里で生まれる。天正一一年(一五八三)に川越蓮馨寺に入り、開山感誉存貞から法を受け、元和四年(一六一八)に同寺の五世となる。慶長七年(一六〇二)には江戸本郷の地に法伝寺を開山。寛永九年(一六三二)鎌倉光明寺三四世となった後は、相模国小田原、伊勢山田の清雲院と閑居したが、同一九年二月六六歳のとき将軍家光の命により知恩院三三世となる。世寿七二歳。
【資料】『華頂誌要』(浄全一九)、『知恩院旧記採要録』(仏全一一七)
【参考】井川定慶『知恩院史』(知恩院、一九三七)
【執筆者:伊藤弘道】