法然が公胤の使者に対して述べた言葉。公胤が『選択集』を破すために記した『浄土決疑鈔』を使者に持たせ、法然のもとに行かせたが、それを読んだ法然がこれを論破し、使者が法然の言葉を公胤に伝えると、公胤は言葉を失ったという。後に、公胤は法然を慕い『浄土決疑鈔』を自ら焼いたとされる。
【所収】聖典六・六一三~四、昭法全四七四~五
【参照項目】➡公胤、浄土決疑鈔
【執筆者:編集部】