静岡県浜松市東区笠井町。泰龍山笠井院。静岡教区№一五六。正中元年(一三二四)臨済宗笠井院を覚源が創建。安倍備中守守英の菩提所であった。七世存公のとき増上寺一二世存応より宗戒両脈を相承し、天正五年(一五七七)浄土宗に改宗。二世超誉のとき、徳川家光より朱印一〇石一斗を受け、慶長一五年(一六一〇)法永寺と名を改める。
【参考】神谷昌志編『遠州の古寺』(静岡郷土出版社、一九八九)
【執筆者:瀧沢行彦】