法然が女人往生について述べた言葉。真宗に伝えられる聞き書きである。内容は、法然があるときに、多くの女性の前で阿弥陀仏の本願について説き示したもので、阿弥陀仏の本願を頼み念仏を称えることで、往生を遂げることができると述べている。そして、念仏を称え、ひたすら阿弥陀仏に帰依すべきことを説き、これを聞いた女性たちは喜びの涙を流したという。
【所収】昭法全四八九
【執筆者:石田一裕】