僧としての籍、身分。浄土宗では「僧侶分限規程」(宗規第三四号)で僧籍登録について規定している。この規定によれば、師僧は得度した者について度牒授与および僧籍登録の申請をしなければならない。師僧より僧籍登録された者は徒弟と呼ばれるが、徒弟のうち未だ助教師または教師に叙任されていない者は宗徒と呼ばれている。僧侶が死亡したとき、僧籍離脱または還俗の承認を受けたとき、他の宗派に転属したとき、その他規程にある各号に該当するときには僧籍が削除される。
【参照項目】➡徒弟、助教師、教師、宗徒
【執筆者:今岡達雄】