供養のために奉納する米。供養米・仏供米ぶっくまい・仏餉米ぶっしょうまいともいう。仏前に供える米には、炊いた米を膳に盛る仏飯、洗米しない米を仏餉袋ぶっしょうぶくろ等に入れて献じる供米とがある。新盆法要や施餓鬼会の際に、晒さらしで作った三角袋等に米を入れて奉納することがある。神仏に供える米を作る田地を供米田といい、五月に山にいる安居あんごの僧に米を布施する行事を施米という。
【資料】『三宝絵詞』下・九七(現代思潮社、一九八二)
【参照項目】➡仏餉米
【執筆者:西城宗隆】