一巻。大基作。法然の遺徳を讃歎した和讃。誕生から入滅までの事蹟に加え、『四十八巻伝』の編纂や各大師号加諡かしについても讃じている。著者はこの和讃に続き『鎮西国師行状和讃』を作り、弟子の大周が準じて『記主禅師行状和讃』を作った。これらを合本して福田行誡編『浄土三代祖師和讃』(宇田総兵衛、一八八九)が出版されている。
【執筆者:編集部】