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阿弥陀ケ峰

提供: 新纂浄土宗大辞典

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あみだがみね/阿弥陀ケ峰

京都市東山区。東山三十六峰の一つで、七条通の真東に位置する。古くは鳥部山とりべやまといい、天平年間(七二九—七四九)に行基が山腹に阿弥陀仏を安置したことが名前の由来と伝えられる。その裾野一帯は鳥部野とりべのと呼ばれ、北は清水きよみずから南は今熊野いまくまの、西は六波羅に及ぶ京都の代表的葬場(火葬場)であった。この呼び名は、無常を示す歌枕として西行や藤原俊成など多くの歌人に詠まれた。北側の渋谷しぶたに通に面して、法然遺跡の地、小松谷正林寺がある。


【参照項目】➡鳥部野六波羅三昧場正林寺


【執筆者:清水秀浩】