操作

永劫不閉の一門

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:35時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

ようごうふへいのいちもん/永劫不閉の一門

無量寿経』下に「当来の世、経道滅尽せんに、我れ慈悲をもって哀愍あいみんして、ひとりこの経を留めて、止住すること百歳ならん」(聖典一・二八五/浄全一・三六)とあるごとく、念仏の法門のみ、末法万年三宝滅の後においても留まるということを表した言葉。『選択集』一二には「随他の前にはしばらく定散の門を開くといえども、随自の後には還って定散の門を閉づ。一たび開いて以後永く閉じざるはただこれ念仏の一門なり」(聖典三・一七五/昭法全三四三)と説かれている。


【参照項目】➡特留此経


【執筆者:兼岩和広】