世の無常を知らせる念仏のこと。『空也上人絵詞伝』によると、空也の弟子定盛が空也滅後に無常念仏を勧めたと記されている。現在では、念仏講によって唱えられる念仏、葬儀の後に墓地に向かうときに伏鉦ふせがねや鈴などを用いて唱えられる念仏のことをさす。
【執筆者:工藤美和子】