操作

阿春

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:17時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

あしゅん/阿春

一七世紀末頃、生没年不明。いみなは不可思儀。増上寺北谷に住んだ学僧。宗乗・余乗、ことに『起信論』は本末の諸部に精通したといわれる。毎年夏期に聖冏述『釈浄土二蔵義』を講じ、良忠述『伝通記』の注釈を行う。天和二年(一六八二)尾張国主の招請で同地方を教化し、また貞享三年(一六八六)には曇鸞著『往生論註』の注釈書『論註頭書』を刊行した。


【資料】『鎮流祖伝』(浄全一七)


【執筆者:中野真理子】