仏の異名の一つで、特に阿弥陀仏のこと。曇鸞『讃阿弥陀仏偈』には歓喜光仏について「慈光遐はるかに被るに安楽を施したまう。故に仏また歓喜光と号す。光の至れるところの処法事を得るなり。大安慰に稽首けいしゅし頂礼したてまつる」(浄全一・二一〇上)として、慈悲の光で衆生に安楽を与える阿弥陀仏を大安慰と呼んでいる。
【参照項目】➡十二光仏
【執筆者:石田一裕】