「十宗」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版
じっしゅう/十宗
一〇種類の教え。1華厳宗で、釈尊一代の教説を分類した十宗。我法俱有宗・法有我無宗・法無去来宗・現通仮実宗・俗妄真実宗・諸法但名宗(以上は小乗教)・一切皆空宗(大乗始教)・真徳不空宗(大乗終教)・相想俱絶宗(大乗頓教)・円明具徳宗(大乗円教)をいう。2浄土宗において、解から信へと向上していく過程を各宗にあてはめて分類した十宗。解ノ解は俱舎宗・成実宗・戒律宗・法相宗、解ノ信は三論宗、解は華厳宗・天台宗、信ノ解は真言宗・仏心宗、信ノ信は浄土宗。
【資料】聖冏『教相十八通』(浄全一二・七四一上)
【執筆者:西村玲】