「直指念仏往生義」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|
(相違点なし)
|
2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版
じきしねんぶつおうじょうぎ/直指念仏往生義
題下に「南無阿弥陀仏、黒谷禅室源空述」とあるが、『昭法全』「伝法然書篇」に収載される。写本が大谷大学に現存するが、書写した妙音院了祥(一七八八—一八四二)もいずれから本書を伝えたか記していない。三心往生門、回向往生門、称名往生門、見仏往生門、聞名往生門、来迎往生門、惣結往生門の七門を示し、念仏往生について述べている。来迎をもって念仏往生の要旨としているところから了祥は西山派の書であると推断し、朱書している。
【所収】昭法全、異義集四(続真宗大系一九)
【執筆者:伊藤弘道】