「浄土宗法式精要」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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じょうどしゅうほっしきせいよう/浄土宗法式精要
千葉満定編。大正一一年(一九二二)六月、浄土宗法式会発行。浄土宗の法式を体系化し、その理論と実践を詳細に解説した最初のもの。千葉満定は近代法式の始祖、縁山声明の中興と仰がれる法式声明の大家であり、師寛凰の声明法式作法の出拠と故実の筆録をもとに(『浄土教報』一一四七、浄土教報社、一九一五年)、法式統一のために一宗の法式儀典の範を示し、浄土開宗七五〇年記念として出版した。音声部(声明の歴史と楽理)、威儀部(法服法、執持法、恭敬法〔現威儀法〕)、犍稚部、式法部(偈文の意義と出典、法要式の式次第、葬儀式と仏教結婚式の意義)からなる。特に仏教結婚式は『正因縁』をもとにした次第と簡易結婚式の例を挙げて、その普及を図っている。
【参照項目】➡千葉満定
【執筆者:西城宗隆】