「浄土宗寺院由緒書」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:25時点における最新版
じょうどしゅうじいんゆいしょがき/浄土宗寺院由緒書
五九巻。元禄九年(一六九六)成立。幕府の命によって増上寺が行った全国浄土宗寺院の由緒に関する調査をまとめたもの。各寺院へ二部ずつ提出を求め、そのうち一本が増上寺に所蔵され『浄土宗寺院由緒書』と題して現存する(他一本は知恩院に収められたという)。しかし二〇、二一巻が欠本、原本は半数しか残っておらず、多くは正徳三年(一七一三)と享保五年(一七二〇)の写本である。しかし、元禄年間当時の多くの寺院の状況や由緒が記載されており、近世の史料としての存在価値は非常に大きい。
【所収】『増上寺史料集』五・六・七
【参考】『増上寺史料集』五・六・七「凡例」
【参照項目】➡蓮門精舎旧詞
【執筆者:郡嶋昭示】