「浄土宗義概説」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:25時点における最新版
じょうどしゅうぎがいせつ/浄土宗義概説
阿川貫達著。昭和三二年(一九五七)四月、初版。浄土宗刊。初学の学生に浄土宗義の綱格を示すために著された。善導・法然・聖光・良忠二祖三代の伝灯の釈義によって解釈している。当時、宗義の解説書の中に伝統的解釈に添わぬものが見られたので、宗の依頼によりそれを明らかにしたもの。長く浄土宗関係大学などで教科書に用いられ、宗学者必読の書と言えるが、文体等は古格に満ち、現代にあってはしだいに難解になっているのが惜しまれる。
【執筆者:阿川正貫】