「郁芳随円」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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いくほうずいえん/郁芳随円
慶応三年(一八六七)—昭和二〇年(一九四五)一月二八日。一蓮社相誉入阿琵水。知恩院八一世、金戒光明寺六三世。現在の滋賀県大津市生まれ。明治一二年(一八七九)七月、滋賀県野洲郡安楽寺において得度。同年一二月知恩院養鸕徹定より宗戒両脈を相承。同一六年、京都西方寺郁芳信定の養嗣子となる。同一九年百万遍知恩寺で布薩璽書を受け、同二六年東京浄土宗学本校卒業、翌年、同高等専門科卒業。同二八年京都第五支校教授就任、同三二年安楽寺住職拝命。以後、東京伝道講習院高等学院、第一支校教授、知恩院法教科長、教学院議員、宗教大学講師等歴任。大正七年(一九一八)滋賀県安土浄厳院住職。知恩院顧問、佛教専門学校校長、知恩院執事長等を経て、同一五年二月金戒光明寺六三世就任。昭和一二年(一九三七)一二月、浄土宗管長、知恩院八一世門跡。
【参考】北川敏於『黒谷に眠る人びと』(黒谷文庫、一九七三)、『忍終不悔』(本人自筆履歴書)
【執筆者:伊藤真宏】