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さぼん／作梵

梵唄ぼんばいを唱えること。梵唄は仏の徳を讃える声明で、始段唄をいう。葬儀式、施餓鬼会の際、導師が転座するときに梵唄を唱え、仏を讃歎することをいう。葬儀式での作梵は、『法要集』に「讃または唄」とあり、四智梵語讃と始段唄を唱えることである。『往生礼讃』の後偈に作梵とあるが、唄伝授を受けた者が始段唄を引く（唱える）ことが出来るので、歎仏偈を用いて作梵としている。葬儀式、施餓鬼会では、歎仏偈、広開偈等を代用している。

【参照項目】➡梵唄

【執筆者：坂上典翁】