「金剛宝戒章」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版
こんごうほうかいしょう/金剛宝戒章
三巻。伝法然述。『金剛宝戒訓授章』『金剛宝戒釈義章』『金剛宝戒秘決章』からなるが、成立当初は『訓授章』『釈義章』からなる二巻本であった。道光『拾遺漢語灯録』(大徳寺本)の跋文によると、「黒谷の鎮西へ遣わす状」において、法然が、本書は偽書であり、釈迦弥陀を証としてこのようなことは述べていないと断言しているという(『浄土宗学研究』二〇・六七)。おそらくは一三世紀初頭に成立したとみられる。また『訓授章』「第七授戒」に南岳以後の相承を記しているなかで法然が湛空に戒を授けたと記していることから、本書の作者は湛空の流れを受けたものであろうと考えられる。
【所収】昭法全、続浄一三
【参考】大橋俊雄「『金剛宝戒章』の成立について—伝法然上人撰述書研究其二—」(印仏研究一〇—二、一九六二)、石田瑞麿「『金剛宝戒章』の成立とその思想」(『奥田慈応先生喜寿記念 仏教思想論集』平楽寺書店、一九七六)
【参照項目】➡金剛宝戒訓授章、金剛宝戒釈義章、金剛宝戒秘決章
【執筆者:曽田俊弘】