「虎関師錬」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版
こかんしれん/虎関師錬
弘安元年(一二七八)—貞和二年(一三四六)七月二四日。字は虎関、諱は師錬。本覚国師。臨済宗聖一派の僧。京都に生まれ、八歳で三聖寺に入門した。一四歳で南禅寺の規庵祖円に参じ、鎌倉と京都を往復しながら公家から儒学を学び、真言密教を学んで灌頂を受けた。元亨二年(一三二二)に僧伝を中心とする『元亨釈書』三〇巻を著し、東福寺・南禅寺などの住持をつとめた。一山一寧のあとの五山文学の中心として活躍し、漢詩文集『済北集』や日本最初の韻書『聚分韻略』など多くの著作がある。
【執筆者:西村玲】