「桂林寺」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版
けいりんじ/桂林寺
沖縄県国頭郡本部町。一向山。三州教区№六〇。元は同郡今久米町付近にあり、現在そこには大正一三年(一九二四)に建立された「袋中上人行化碑」が立つ。開基は袋中で、慶長八年(一六〇三)五二歳のとき、中国に弘法のため渡ろうとしたが叶わず琉球に漂着、そのまま留まり布教を行った。その間、国王である尚寧王は袋中に帰依し、桂林寺を建立、袋中はそこに三年間滞在したとされている。
【参考】『袋中上人伝』(浄全一七)、名幸芳章『沖縄仏教史』(護国寺、一九六八)
【執筆者:冨川禎顕】