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「群疑論見聞」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:22時点における最新版

ぐんぎろんけんもん/群疑論見聞

七巻。良遍著(あるいは口述)。懐感群疑論』の注釈書としては最初期のもの。現存する金沢文庫本は、建長八年(一二五六)に良聖が抄写したもので、唯識思想に関連する部分が中心に残されている。また、現存本の各所に散見する「私云」の「私」は良忠と考えられる。


【参考】坪井俊映「金沢文庫所蔵 生駒良遍著 群疑論見聞について」(佛大紀要三三・三四、一九五七・一九五八)、金子寛哉『「釈浄土群疑論」の研究』(大正大学出版会、二〇〇六)


【参照項目】➡釈浄土群疑論


【執筆者:大屋正順】