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「観経四帖疏深草抄」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:21時点における最新版

かんぎょうしじょうしょふかくさしょう/観経四帖疏深草抄

一〇巻。『観経疏記』ともいう。立信所談、顕意けんに筆授。善導観経疏』の注釈書。「玄義分聞書」四巻は文永一〇年(一二七三)一一月—一二月、深草における講義。「定善見聞」三巻は弘安四年(一二八一)三月一二日開講。立信西山流深草義祖で、師証空の『他筆抄』に基づきつつ、善導観経疏』の要点を事書ことがき問答形式で解説。証空の説示や行実の一端が散見され、「悪機をもって当機とせり」など、重要な記述も多い。


【所収】『深草叢書』四~六、『深草教学』一五—一九


【執筆者:稲田廣演】