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「少欲知足」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

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小欲知足とも。欲望が少なく、わずかなもので満足すること。まだ得ていないものに対して、欲を起こさないことを小欲、得たものについて少なくとも悔やまないことが知足。同様の慣用表現に、喜足小欲、無欲知足がある。また『[[無量寿経]]』(聖典一・二三五/[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J01_0012 浄全一・一二])では法蔵<ruby>[[比丘]]<rt>びく</rt></ruby>([[菩薩]])の修した行として[[小欲知足]]が挙げられている。[[法然]]は『[[七箇条制誡]]』において、「貪ということについて喜足小欲の貪あり、不喜足大欲の貪あり。今[[浄土宗]]に制するところは不喜足大欲の貪[[煩悩]]なり」(聖典四・三三五)として、[[小欲知足]]の大切さを述べている。
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小欲知足とも。欲望が少なく、わずかなもので満足すること。まだ得ていないものに対して、欲を起こさないことを小欲、得たものについて少なくとも悔やまないことが知足。同様の慣用表現に、喜足小欲、無欲知足がある。また『[[無量寿経]]』(聖典一・二三五/[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J01_0012 浄全一・一二])では法蔵<ruby>[[比丘]]<rt>びく</rt></ruby>([[菩薩]])の修した行として[[小欲知足]]が挙げられている。[[法然]]は『[[七箇条制誡]]』において、「貪ということについて喜足小欲の貪あり、不喜足大欲の貪あり。今[[浄土宗]]に制するところは不喜足大欲の貪[[煩悩]]なり」(聖典四・三三五)として、[[少欲知足]]の大切さを述べている。
 
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【執筆者:南清隆】
 
【執筆者:南清隆】

2020年7月17日 (金) 01:46時点における最新版

しょうよくちそく/少欲知足

小欲知足とも。欲望が少なく、わずかなもので満足すること。まだ得ていないものに対して、欲を起こさないことを小欲、得たものについて少なくとも悔やまないことが知足。同様の慣用表現に、喜足小欲、無欲知足がある。また『無量寿経』(聖典一・二三五/浄全一・一二)では法蔵比丘びく菩薩)の修した行として小欲知足が挙げられている。法然は『七箇条制誡』において、「貪ということについて喜足小欲の貪あり、不喜足大欲の貪あり。今浄土宗に制するところは不喜足大欲の貪煩悩なり」(聖典四・三三五)として、少欲知足の大切さを述べている。


【執筆者:南清隆】