「説相袱紗」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年9月17日 (月) 10:08時点における最新版
せっそうふくさ/説相袱紗
法会や説教の際、経本や御法語、説教の原稿などの資料を、あらかじめ包み入れ説相箱の上で開く、小型の布風呂敷をいう。金襴と無地の合わせや無地の合わせに紋を入れたものなどがある。資料を入れ手前に二つ折り、左、右と三つ折りにして包み準備する。方形のものは袱紗を斜めに置き資料を入れ、手前、左、右と折り前方を手前に折って準備する。開くとき(開説相)、前者は右、左、前方の順に開き、後者は袱紗上端三角部分を前に開き、右、左、手前と開く。閉じるとき(閉説相)は、それぞれ開説相と逆の手順で包み納める。この作法を「説相さばき」という。
【参考】福西賢兆監修『図説浄土宗の法式四 日常知識篇』(斎々坊、一九九一)
【執筆者:慶野匡文】