「四十九日餅」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年9月17日 (月) 10:08時点における版
しじゅうくにちもち/四十九日餅
満中陰すなわち四十九日(七七日)にちなみ、中陰最後の法要に供える四九個の餅。「四十九の餅」「四十九餅」ともいう。『福田殖種纂要』に「四十九の餅は、人間四十八の大骨五体五輪を表す」とあるように、四九個の餅のうち、四八個は小餅で人間の四八の大骨を表し、上に乗せる一個は大餅で人間の身体の総体を表す。四十九日を過ぎると中有から他界に生を転ずると考えられており、その際に四八個の小餅で骨を助け補うとされる。日本で古くから行われていた風習であるが、その起源は定かでない。
【資料】『釈氏要覧』下、『蜻蛉日記』、『本朝文粋』一三、『徒然草』、『真俗仏事編』四、『浄土苾蒭宝庫』下
【参照項目】➡四十九日
【執筆者:石川琢道】