「浄土宗七字の口決」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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じょうどしゅうしちじのくけつ/浄土宗七字の口決
聖冏の『三六通裏書』初重散善義に「相伝に云く。浄土宗七字の口決とは、安心の二字、起行の一字、用心の四字なり。二字とは深信なり。一字とは故なり。四字とは念死念仏なり」(浄全一二・七七八上)とある如く、浄土宗の肝要を七字で表した口伝である。これは同『教相十八通』教相第一重において「二者深心」(同七三六下)の四字を最要としたことの解釈の中で説かれたものであり、この七字の口決に続けて「尚、信の一字に習い極むるなり」(同七七八上)として「信」が最も重要であると説く。
【参照項目】➡教相十八通
【執筆者:兼岩和広】