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「円光大師別伝」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:20時点における最新版

えんこうだいしべつでん/円光大師別伝

三巻三冊。内題は『吉水実録』。珂然撰。元禄一〇年(一六九七)刊。珂然は『吉水実録』一五巻を撰して法然以下、門下の伝記を集録したが、その中から法然伝のみ抽出したもの。和語の法然伝が多いなか、司馬遷の『史記』にならい、『十六門記』と『四十八巻伝』を中心に漢文で編まれた。円光大師号が勅諡された年の刊行で、法然を「上人」と記したり「大師」と称したりしている。また、真偽未詳の部分は別に掲げる姿勢もみせている。


【参照項目】➡吉水実録


【執筆者:野村恒道】