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「民間念仏信仰の研究資料編」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:34時点における最新版

みんかんねんぶつしんこうのけんきゅうしりょうへん/民間念仏信仰の研究資料編

佛教大学民間念仏研究会編。昭和四一年(一九六六)二月、隆文館刊。各地に伝承されてきた民間念仏が急激に消滅しつつある状況において、実態を調査し念仏信仰が庶民生活に及ぼした影響を明らかにするために昭和三六年(一九六一)から同三九年にかけて行われた「現今わが国、民間に伝承されたる念仏信仰の総合的研究」(文部省科学研究費〔総合研究〕、研究代表・恵谷隆戒)の成果の一部をまとめたもの。調査は全国約三千箇寺に行われたハガキによる情報提供(回答約六〇〇件)をもとにして、教育委員会への照会、現地調査、文献収集が行われた。第一編は照会・文献調査によって得られた資料を、百万遍念仏双盤念仏六斎念仏踊り念仏大念仏、その他に分けて一覧表とし簡単な解説が施してある。第二編は実地調査を行った調査報告。第三編は文献編で、民間念仏信仰の形成に大きな影響を及ぼした空也良忍一向等の伝記、および関連資料を掲載し簡単な解説が施されている。


【執筆者:名和清隆】