「墨跡」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:32時点における最新版
ぼくせき/墨跡
墨蹟とも書く。1布帛や紙に墨を使用して書いた真跡全般。2禅宗高僧の墨跡(禅林墨跡)のこと。印可状・法語・偈頌・道号・書簡など目的に応じて内容形式はさまざまである。文人趣味をとり入れて詩文や書画の研鑽を積んだ、来朝・入宋の禅僧が日本にもたらした。その後、茶道と結びつき鑑賞用として尊重され、一国一城をかけて一幅の墨跡に替えるようなこともあった。建長寺開山の蘭渓道隆や大徳寺開山の宗峰妙超などのものが著名。
【執筆者:大屋正順】