「法事讃見聞集」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:32時点における最新版
ほうじさんけんもんしゅう/法事讃見聞集
巻上のみ現存。道教撰。一三世紀頃の成立。善導『法事讃』の註釈書。道教による、善導「五部九巻」の註釈である見聞集の一つ。近年、金沢文庫保管の『阿弥陀経抄』断簡がこの『法事讃見聞集』下に相当するとの説が提示された。諸宗兼学の立場からの『法事讃』ひいては『阿弥陀経』理解を窺うことのできる貴重な資料である。
【参考】能島覚「称名寺聖教『阿弥陀経抄』について」(『金沢文庫研究』三二三、二〇〇九)
【参照項目】➡道教
【執筆者:吉田淳雄】