「法王家」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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ほうおうけ/法王家
仏家、仏教者の意。真諦訳の『摂大乗論釈』一〇に、初地の菩薩が得る一〇種の円満のうちの第二に「仏家に生在す、諸の菩薩は法王の家に生まるるが如く、尊勝を具足するが故なり」(正蔵三一・二二五下)とある。善導の『般舟讃』では「一たび弥陀の安養国に到りぬれば、元来これ我が法王家なり」(浄全四・五三五下)とあり、良忠はこれに対して『般舟讃私記』で「法王家とは我がこれ弥陀の浄土なり」(浄全四・五五五上)と注釈している。
【執筆者:市川定敬】