「八蔵」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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はちぞう/八蔵
仏の説く教えの集成(蔵、ⓈⓅpiṭaka)を八種に分類して、胎化蔵・中陰蔵・摩訶衍方等蔵・戒律蔵・十住菩薩蔵・雑蔵・金剛蔵・仏蔵としたもの。『菩薩処胎経』(正蔵一二・一〇五八中)に出るが、列挙されるのみでそれぞれの概念は明確ではない。一般に『大明三蔵法数』三一の解釈を用いる。法然は『選択集』二(聖典三・一一〇/昭法全三一六)のなかで、正行に対して雑行が雑多であることを証すために、仏の教説であるこの八蔵の中にも雑蔵の分類があることを用いる。
【執筆者:吹田隆道】