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びゃくきょうかい/僻教戒
『梵網経』に説かれる四十八軽戒のうちの第一五戒。仏弟子から外道、あるいは六親や一切の善知識に至るまで、一々に大乗の経律を受持させ、理解させ、菩提心を発させ、順次修行を進めさせるべきであるのに、大乗の求道者(菩薩)が悪心や怒りの心から、邪にも二乗の経律や外道邪見の論等を教えるならば軽垢罪に当たるとしてこれを制する。
【参考】石田瑞麿『仏典講座一四 梵網経』(大蔵出版、一九七一)
【参照項目】➡四十八軽戒、軽垢罪
【執筆者:袖山榮輝】